光ファイバレーザは、光子を発生させることができる利得媒体と、光子をフィードバックさせ、利得媒体中で共振増幅を行う光学共振器と、励起光遷移のポンプ源の3つの部分から構成されている。高出力希土類ドープ二重クラッドファイバレーザの利得媒体は希土類元素をドープした二重クラッドファイバを選択し、半導体レーザダイオードアレイをポンプ源とし、共振器は通常ファイバ格子を選択し、線幅を狭くし、ビーム品質を高めることができる。光ファイバコンバータを用いて、ポンプ光を利得光ファイバに結合し、利得光ファイバはポンプ光を吸収した後に粒子数が反転し、ポンプ光はキャビティ内で振動し、閾値に達した後にレーザー出力を形成する。
ポンプダイオード:ポンプ源としてエネルギーを提供する。単管またはBarバーを選択することができ、システム選択時には明るさ、効率、冷房、価格などを総合的に考慮する必要がある。
光ファイバコンバイナ:多重光ファイバを1本の光ファイバに溶着し、ポンプ結合に用い、高出力光ファイバレーザの全光ファイバ化を実現する重要なデバイスであり、1ウェイで何百Wもの電力強度に耐えることができる。
ドープファイバ:多くの希土類イオンを用いて希土類イオンをドープしたファイバレーザを製造することができ、その動作波長は0.4 um ~ 4 umであり、下図に示すように
ドープイオン |
きゅうしゅうはちょう |
はっしゃはちょう |
応用分野 |
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980nm、1480nm |
1550nm |
ひかりつうしん |
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915nm、975nm |
970~1200nm |
レーザ加工、表面処理等 |
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790nm |
1900-2100nm |
医療 |
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808nm |
1060nm |
レーザー加工、空間光通信 |
ファイバ格子:高反射ミラーに相当し、レーザ共振器を形成し、レーザ波長と出力結合器を選択する役割を果たす。
光ファイバコリメータ:光ファイバの出力端にコリメータを接続し、光ファイバ中のレーザ光の空間コリメータ出力を実現する。